
先日、私事でございますが長野県の乗鞍岳に登って参りました。
私自身初めてと言っても過言ではない本格的な登山。
しかも標高は3,026m・・・。なんでも日本で20番目に高い山なんだそうです。
当初は心配でしたが、なんとか登りきることができました!
見事な高山植物たち
やはりなんといっても高山植物たちとの出会いは最高でした。
何とも言えないくらい綺麗。
風景が一変する山の怖さ
また、途中で物凄い霧が発生して、一寸先が見えなくなることも。
驚いたのは山の景観はあっという間に移り変わるという事です。
それはほんの一瞬と言ってもいいくらい。
あっという間に霧が立ち込めてしまう場面で「自然の妙」も肌で感じることがでました。
民宿にて宿泊
またこの日は、知り合いの伝手で民宿に宿泊。
その民宿は70代のご夫婦二人で民宿を切り盛りされており、山羊を4頭を飼ってらっしゃるんです。私も幼少のころ実家で山羊を飼っていたんですが、今回の山羊はとても綺麗な山羊でした。
その秘訣はなんだろうと思っていたんですが
なんでもオーナーさんは、毎朝3時に起きてしっかりと髭を剃り、そのうえで山羊と対峙されるんだとか。
「山羊は女子のだから」
という理由でしっかりと身だしなみを整えるんだそうです。このような人に見えない所での意識が山羊にも伝わっているんでしょうか。
地のものを使った郷土料理
また、ひとつの楽しみでもある食事も非常に美味しかったです。この地で育った野菜料理が中心なんですが
「夕顔」と、信州の伝統野菜にも認定された「番所きゅうり」の料理がとても印象に残っております。
特に番所きゅうりは標高1,400mの場所で栽培されていて、この乗鞍の名物野菜なんだそうです。
そのほか、この地で育った馬の「馬刺し」も何とも言えぬ美味しさでした。
夕食の最後はオーナーさん直にそばを打って頂き、ミョウガを入れて夕食の締めとなりましたが、とても満足いくものでした。
下山時も特に大きな怪我もなく、無事降りることができ非常に貴重な体験となりました。
感想
今回の登山で思ったことは、行きかう人が常に挨拶をします。また宿泊させて頂いた民宿のコミュニティでも皆が助け合うという精神が日常化しているようでした。
そのような相互で助け合う精神でないと、山という一瞬にして状況が変わる大自然とはうまく付き合っていけないことも身に染みて感じました。
またこのような機会があれば更にチャレンジしてみたいですね。