「徳」と「人間の心の満足度」

「徳」と「人間の心の満足度」

こんにちは。
砺波洋子でございます。

9月は旧暦で「夜長」と言われておりますがここ数日、日が落ちるのが早くなって参りました。

古来から様々な意味で「実りの秋」と言われておりますが今年の秋はご自身の今までを少し省みる時間を取ってくださればと思います。

特にリラックスのしやすいこの秋に、何らかの方向性が見いだせるはずです。

 

さて、少しずつ秋めいてきたこの頃ですが、一般企業では9月が決算という会社も少なくないはず。

『数字上』良かった企業、悪かった企業とあったと思います。そしてその結果に対して一喜一憂してしまうこともあるかもしれません。

そのような数字上の合理的なモノの見方も当然ながら大切です。しかし同時に皆様の企業は
お客様に対してどれだけの「徳」を積むことができたでしょうか?

そう、今回のテーマは「徳」です。

更に言うと「見えない徳」とでも表現したらよいんでしょうか。

 

企業も徳を積む時代

特に今年は様々な軸が切り替わり、企業にとっても今までに経験したことのない新しい体験をしたところもあると思います。

その大きな理由のひとつに、
個人のレベルでも方向性の切り替わりが起きているという事実があるんです。

それは消費者の「嗜好」にも多分に影響を及ぼしています。

特に消費者のニーズも多様化している背景にはスマートフォンの普及によるインターネットで情報を収集するスタイルが日常化している昨今。

ここで必要になってくるのが「徳」なのです。

何故かというと、この物質文明と言われている時代では、ある程度のものはそろっております。
ある程度資本さえあれば、欲しいものを簡単に購入できますよね。

そこで今必要とされるのが、プラスアルファでお客様に「徳」を与えてるかどうかが今後の鍵を握っているのです。

皆さんも考えてみてください。

「安いから」「人の評判を聞いたから」、きっかけはそのようなことでも実際に体験してみて、何か腑に落ちることがなければ納得はしないですよね?

納得出来ない所に次を期待するでしょうか。


今の時代は、どれだけ「自分に合ったものを提供してくれるか」が大事になり更にそこから生まれる「感動」こそが、人々の心を揺さぶり

「徳を積む」

時代になってきているんです。

 

人間の心の満足度

前述したとおり「徳」を積むことの重要性はお分かりいただけたと思います。

そこに、もうひとつ付け加えたいこともあります。それは

『人間の心の満足度』

という見えない物差しです。

例えば人は、お金を払ってモノやサービスを受け取れます。その対価として思っていた以上のサービスをしてくれたら、きっと満足しますよね。

その満足度が高いサービスを受け感動し、
心・肉体に染みわたるものが明日への活力にもなります。

本当に心に感じるものがどれだけあるかということ。

要はお客様は「事実をもとめる」考え方にになってきているということなんです。

これは目に見えるものではありません。

しかし、そのようなお客様の想いを汲める企業こそが、この物質過多の時代に求められるんではないでしょうか。

皆様に少しでも心に留めて頂きたいのが「徳」と「情」の割合がこれまでの時代よりも大きくなるといことなんです。

 

まとめ

如何でしょうか。

時代の変化でお客様の価値観が変わる中で、企業は従来のやり方のままで良いわけがありません。

決して合理性が全てダメと言っているわけではありません。

ただ、企業としてすぐに結果を重んじることが駄目な時代になってきてることは確かです。

この事実を求める時代に大切なのは、お客様に対して

「徳を積むこと」

それは人の心の満足度を上げることで積みあがります。

 

PS

大きなカタツムリ

この写真はとある場所で入浴しているときに撮影した一コマ。

大きなカタツムリです。

良く見るとかたつむりは遅いようで早い。

私に「急がば回れの」精神を思い出させてくれました。